題:ウルビーノ
作者:岩崎ナギ
技法・3原色水彩
大きさ・318×410(ミリ)6号

Title : Urbino
Artist : IWASAKI Nagi
Technique / 3 Primary Colors Watercolor
Size / 318mm × 410mm(12.7"×16.4")

+おはようございます。
岩崎ナギです。

連投最後の指導案です。

神戸市・西区民センター」講座用に、
3原色水彩「ウルビーノ」を描きました。

4月にイタリア・ウルビーノの水彩祭に行った時、
現地のフォルテェッア(要塞)と呼ばれる場所から、
城を描きました。

ほぼ現地で描き終えて、
その後、課題用に少し手を入れました、
その時の動画は以下です(↓)



他の皆さんがとても上手いので、
必死で描きました。

岩崎ナギは写実よりも、
考え方を絵にする型の画家なのですが、
こういう場面でそういう言い訳をする事なく、
必死で描く事は、
実力を伸ばすのに、
とても役立っていると思います。

西区民センターの皆さんには、
水分を取りながら、
熱中症に気を付けて、
風景課題に取組んで頂きたく思います。

では以下指導案です。

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1・主要な箇所を決定する

まず主要な箇所を決定して、
それが引き立つ構成を考えます。
作例の場合はドームです。

必ずしもドームのような目立つ場所を、
設定する必要はありませんが、
最初に主要な箇所を核として、
他の箇所を構図に配置すれば、
見る人に伝わりやすい構図となります。

基本的には主要な箇所を、
ど真ん中に配置する事は避けて、
画面3分の2位だと上手く行きます。



2・現実通りでなくとも良い

あくまで絵ですから必ずしも、
現実通りである必要はありません。

不要な柵を省き柱の位置を変え、
作りたい構図を作って行きます。

作例ではドームを中心とし渦巻き状に、
視線が回るよう工夫しました。



3・完成

完成しました。

風景は学習段階では訓練として、
なるべく現場でお描き下さい。

理由は写真から描くと2次元から、
また2次元に移すだけであり、
3次元の風景を2次元に解釈し、
描く方が遥かに難しいからです。

そして訓練とは最も難しい状況で、
行うべきものだからです。

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です。

いつもお読み頂き、
ありがとうございます!

ではまた!