題:「果物カレンダー2019」
作者:岩崎ナギ
技法:3原色水彩
大きさ・380×265(ミリ)

Title: "Fruit Calendar 2019"
Artist: IWASAKI Nagi
Technique: 3 Primary Colors' Watercolor
Size / 380×265mm

+おはようございます!
岩崎ナギです。

神戸市「西区民センター」、
月曜「すてきな水彩」、
火曜「デッサン」「色鉛筆」の課題用に、
「果物カレンダー」を描きました。

「絵具屋三吉」さんの商品、
絵が描けるカレンダーを用いて描きました。

「鳥の子紙」で水彩や日本画、
それにデッサンも描けるのですが、
思ったより紙が弱く、
水彩で描くと紙がモロモロして困りました。

「絵具屋三吉」さん、
ぜひもっと良い商品に、
改善よろしくお願い致します。

生徒さんにもおススメして、
お買い頂いた方も結構おられますので、
苦情が出ないか心配ですが、
ともあれ岩崎ナギ自身は、
『失敗しました!』
で済ます訳には行きませんので、
何とかかんとか仕上げました。

おかげ様で何とか2018年の課題分は、
全部できてホッとしています。
ありがとうございます。

では以下指導案です。
ご高覧よろしくお願い致します。

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1・暖かい色調に寄せる

食品は特別な意図がない限り、
暖かい色調に寄せた方が、
美味しそうに見えてより良いです。

鉛筆ならB系を濃度に注意しながら、
通常よりも多目に入れH系を減らし、
着彩なら暖色を増し寒色を減じます。

食品売場を暖か味のある光源で、
美味しそうに見せるのと同じです。



2・質感と明暗の関係

果物類は題材として質感が豊かです。
ぜひ再現したい所ですが、
立体としての明暗と、
質感としての明暗の関係は、
どう考えれば良いのでしょうか?

解答例としては立体の明暗を土台とし、
質感の明暗を足し引きする方法です。

例えばアボカドは全体的には、
球に類似した影を土台として付し、
質感の明暗を足し引きして描きます。



3・メリハリを付け完成

メリハリを付け完成しました。

何度かご説明しました通り、
全体をほぼ均等に進めつつも、
力の集中する箇所を重点的に描き、
メリハリを付けるのが効果的です。

果物ならヘタに力が集中しており、
他の箇所より2割くらい多目に、
筆を入れて密度を上げ完成します。

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以上です。

いつもありがとうございます。
ではまた!