水彩「パンドラの箱」という名のパンケーキ神戸岡本
神戸市「西区文化センター」講座用に描きました。
4月生を募集しています(詳細下記)。
IWASAKI Nagi's 3PrimaryColors' Watercolor
"Pancake named Pandora's BOX" in Kobe Japan.



3原色すてきな水彩: https://www.kobe-bunka.jp/course/course/detail/25656
3色で始める水彩色鉛筆: https://www.kobe-bunka.jp/course/course/detail/25658
デッサン: https://www.kobe-bunka.jp/course/course/detail/25657

〇おはようございます!
神戸市「西区文化センター」、
岩崎ナギ講座用に、
「パンドラの箱と名付けられたパンケーキ」
を描きました。

阪急岡本駅すぐ横「ベル・ヴィル」で買いました。
女子大生らしい2人組のみが店番をしており、
ストロベリーを頼むと、
『冷蔵庫に余分入っとたかな?』
『わからん。』
という一昔前の男子みたいなやり取りで、
何となくほのぼのとしました。


では以下が指導案です。
ご高覧よろしくお願い致します。

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1・図地反転

構図は色々な説明が可能ですが、
図と地を同時に見る事も大事です。

図とは図像の主要な部分で、
地とは副次的な部分を指します。

作例ではケーキなどが図であり、
背景が地となっています。

構図を決め形を取る時に主に図を、
注視しがちですが地も同時に、
注意しておく事は極めて重要です。

図の形は正しくとも位置が違えば、
違った地の形が出来るため、
図と地の両方が正しい形の時のみ、
構図と形の両方が正しいからです。

このように地を図として見る事を、
図地反転と呼び描画中に何度も、
行われる事を推奨いたします。



2・透明とは灰色である

作例では手拭きが透明ナイロンで、
一見難しいように感じがちですが、
実は透明と言うのは輝く箇所以外、
灰色の分布に過ぎず絵画では、
灰色の濃淡を付け透明を表します。

灰色の段階は目を細め確認します。
目の周囲に桿体という明暗を感じる、
細胞が分布しているためです。

因みに目の中央は錐体と呼ばれる、
色を感じる細胞が集まっています。



3・完成

完成しました。

主役のケーキですが筆跡を残す所と、
周りに馴染ませボカす所を使い分け、
メリハリを付けて完成します。

筆跡を残す所をハードエッジ、
ボカす所をソフトエッジ、
とそれぞれ呼びます。

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・・・以上です。
いつもありがとうございます!
またよろしくお願い致します。

岩崎ナギ
日本水彩画会・会友
Japan Nagi Art Studio, JNAS代表