Title: Banana + Paper bag
Artist: IWASAKI Nagi
Technique: 3 Primary Color Watercolors
Size: 31.8 x 41 cm

題:「バナナ+紙袋」
作者:岩崎ナギ 
技法:3原色水彩
大きさ:31.8 × 41㎝

〇おはようございます!
岩崎ナギです。

神戸市・西区民センターでの講座用に、
「バナナ+紙袋」を描きました。

日本水彩展(((都美術館・6月6日~13日
岩崎ナギ鑑賞6月8日予定、
一緒にご覧頂ける親切な方を募集中です。
無料券あります)))の準備で、
ブログ等はほぼ全くアップできず、
指導案も作っていはいましたが、
WEBでは掲載できませんでした。

ウルビーノ水彩祭でご参加頂いた皆さんへの報告やら、
もちろん自分自身の雑用やら、
課題作成やらで、
日本水彩作品は、
本当に出来るかどうか危うかったです。

運送の回収の方が来られた時に、
ちょうど額のネジを付けている所で、
「あと2本付けますので、
済みませんが少しお待ち頂けますか?」
とお伝えしてその2本をねじ込んで、
ようやく出荷しました。

文字通り「分、秒」の単位で危うかったです。
でもおかげ様で完成しました!
ぜひ都美術館でご高覧よろしくお願い致します。

課題も頑張って行きますよ!
多分連投でブログに出すと思いますが、
ご理解いただければ嬉しいです。

では以下指導案です。
ご高覧よろしくお願い致します。
ありがとうございます。

+++++++



1・図地反転

構図は換言すれば図と地の割合です。

図とは主たるものつまり題材です。
地とは図に従属する背景です。

図を細部を省き別紙に黒い塊で表し、
地も抑揚を排し白い面として表し、
白黒に単純化してみて両者の配分を見、
更に黒白を逆転させ(図地反転)、
再確認してもなおも配分が良ければ、
それは良い構図と言い得ます。



2・影と言う情報

影は色々な情報を発信しています。
題材と接地面の距離もその一つです。

題材に接した影は面にも接しており、
面から離れると影も題材から離れ、
離れるほど影は遠く薄くなります。

作例では紙袋の取手の影が題材と、
接地面が離れた時の解り易い例です。



3・完成

完成しました。

面や曲面による明暗の違いを、
最後にもう一度意識して取り直し、
メリハリを付けて完成させます。

具体的にはバナナの上面と側面、
袋の上面と畳まれた所の明度差を、
もう一度確認して仕上げます。

+++++++

以上です。
いつもお読み頂きありがとうございます。
ではまた!