神戸市「西区民センター」課題で「野菜」を描きました。
水彩です。大根は冬のあいだ干して干物にし頂きます。
Nagi Watercolored the Vegie for 3 lectures.
I'll dry the Japanese radish during winter.
題:「野菜」
作者: 岩崎ナギ
技法:3原色水彩
大きさ:41×31.8センチ(6号)
Title: Vegie
Artist: IWASAKI Nagi
Technique: 3 Primary Watercolor
Size: 41 x 31.8 cm
〇おはようございます!
岩崎ナギです。
神戸市「西区民センター」3講座・・・
「デッサン講座」
「色鉛筆講座」
「すてきな水彩」
・・・のために、
水彩「野菜」を描きました。
課題では大根を入れる事を、
条件としてお出ししましたが、
長い大根を画面に収めるのが、
中々難しかったです。
最終的には変則的な収め方を、
クルミ(アルバニア露店で購入)で、
釣合を取る事で解決しました。
アルバニアではレンガの上にクルミを置いて、
やはりレンガで割って食べていましたが、
日本に帰ると割るものが無くって、
そのまま放置していましたが、
絵の題材になりましたから、
まぁ良し!です。
大根は昨年に干したものを、
ごはん窯で戻して食べましたが、
生で食べるより、
味わいが複雑で豊かになり、
美味しいと思いました。
今年も大根を干しています。
寒さが緩む春には、
すっかり干せているでしょう。
・・・では以下が指導案です。
ご高覧どうぞよろしくお願い致します。
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1・視線の誘導
数が多過ぎたり形が複雑だったり、
構成に困る場合は視線を誘うように、
置いてみるのも一案です。
題材と題材の間の形に気を付けつつ、
視線を誘導するように配置します。
日本庭園の飛び石の感覚と似ています。
飛び石については以下URLを参照。
非常に上手く説明されておられます。
https://gardenstory.jp/exterior/23954
本作では渦巻き型に置き視線の循環を、
誘っています。
2・長手方向の線
大根など長いものは長手方向を基本に、
先に線を入れ短手方向は後です。
理由は長手方向の線が短手方向の線で、
過度に分断されるのを防ぐためです。
優先順位の高い長手方向の線を、
活かすよう短手方向の線を絡めます。
均等に入れず観察を通じ不均等に、
絡めるのがコツと言えます。
先ほどの飛び石の例にも通じます。
3・完成
完成しました。
果物野菜のヘタは力が集まる所。
描き込みの密度を増すべき要点で、
かつ手前から優先順位が付きます。
作例なら一番前のクルミの先端に、
最も優先順位が高く付きます。
但し絵は人が描くものですから、
作者が特に描きたい箇所がある場合、
この限りではありません。
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・・・以上です。
お読み頂きありがとうございます。
ではまた!