#石膏デッサン 作者: #岩崎ナギ 資料裏に素描。
#神戸市立西区文化センター 冬季講座2月1日から
記念すべき指導案300案目。300枚描きました。
#Plaster Figures #Drawing For #Nagi Own Lecture.
It's my memorial 300th Lecture Plan, I drew 300.

〇おはようございます!
岩崎ナギです。

おかげ様で「神戸市立西区文化センター
講座を2009年に始めて13年目、
指導案300案目を迎えました。

全ての指導案に作例を作り、
指導案用の絵としても300枚目、
となります。

一重に講座を受講して頂いた方のおかげですし、
また「神戸市立西区文化センター」のおかげです
(始めた当初は「神戸市立西区民センター」の名称)。

武漢ウイルスのオミクロン株が流行中ですが、
東京では1月28日に頂点を超えた模様。
下降局面に入りまた頑張って行きます。

枚数というのは大変大事で、
例えば芸大受験なんかで言うと、
300枚描けば大抵受かります。

岩崎ナギも京芸を受ける時に、
デッサン300枚描きました。
卒業後は基礎デッサンをほぼ描いていなかったのですが、
機会を頂き当時の「神戸市立西区民センター」
(現「神戸市立西区文化センター」)で、
デッサン講座を開いて良い事となり、
また今年で300枚描き直しました。

基礎デッサンや基礎水彩自体は、
文字通り基礎であって、
芸術そのものとは違うかも知れませんが、
機会を与えて頂いて、
300枚描けた事で、
自分自身の芸術に骨を入れられたと感謝しています。

また今後とも頑張って参りますので、
よろしくお願い致します。

いつもありがとうございます。
では以下指導案です。

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1・十字線と比率で矩形を取る

石膏像はまず十字線を引きます。
デッサンで十字線は常に大事ですが、
特に石膏デッサンでは大事です。

十字線と指窓の真ん中は同じで、
紙の十字線の真ん中も同じ。
まず構図の真ん中を設定する訳です。

真ん中の次は構図に入れる範囲の、
見かけ上の縦横の比率を測ります。
見かけ上とは実際の石膏ではなく、
描く人の網膜に映っている比率です。

測定棒(鉛筆など)を用いて、
縦横比を測ります。

作例では縦を1とすると横は0.8。
十字線を中心とし同比の矩形を描き、
その中に石膏を当てはめます。
作例は次項をご覧ください。



2・矩形に当てはめる

前項で取った縦1横0.8の矩形に、
網膜に映った像を当てはめます。

写実傾向の絵では思い込みを捨てて、
計測しながら描くと上手く行きます。

言葉で聴くと難しそうですが、
前項で縦横比を測りましたので、
意外と簡単に進行できます。

石膏でも何でも制作は、
「難しい事を簡単に」
が非常に大事な考え方となります。



3・完成

完成しました。

空間の出入りの激しい石膏像は特に、
空間がある事を表現したい題材です。
その空間を出すのに効果的な方法は、
メリハリを十分に付ける事です。

明るい所は明るく暗い所は暗く、
中間調を豊かにする事です。

特に明度が極端に変わっている所、
作例の手の薬指と足の台座の影部分、
また手首の下部と台座の影部分など、
極端に変わっている所を更に強調し、
強くメリハリを付けると、
空間が生まれます。

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+岩崎ナギ
日本水彩画会・会友
JapanナギArtスタジオ・JNAS代表
+IWASAKI Nagi
Japan Watercolor junior member
Japan Nagi Art Studio, JNAS Head