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デッサン「電話・伝達・貝殻」作者「岩崎ナギ」 [デッサン / Drawing]

003・デッサン完成「電話+貝殻」・510.jpg

#デッサン「電話・伝達・貝殻」作者「岩崎ナギ」
神戸市立西区文化センター」3講座用。10月から秋講座。
「芸術の秋講座」ぜひお越しください。問文化センター
#drawing "Telephone, Transmission, Snail"
Artist: IWASAKI Nagi for own lecture in Kobe, Japan

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デッサン講座
https://kobe-bunka.jp/course/course/detail/42038
3原色・色鉛筆講座
https://kobe-bunka.jp/course/course/detail/42039
3原色・水彩
https://kobe-bunka.jp/course/course/detail/42037

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おはようございます!
岩崎ナギです。

バタバタと忙しいですが、
指導案は必ず制作しています。
ご高覧頂ければ嬉しいです。
いつもありがとうございます!

岩崎ナギ

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001・第1段階.JPG

1・明るい所を塗り残す

デッサンでも彩色画でも輪郭に頼らず、
明るい所を塗り残し暗い所から塗ります。

これには2つ理由があります。
1つは立体感を維持しながら進められ、
実際の視覚と大きな乖離が無いため、
題材の把握が容易だというのが1つ。

反対に明るい所から描く事も可能ですが、
描き手の脳内に明度設計が無ければ、
題材のどこを描画中か把握が困難です。

2つ目は暗い所では色味の影響力は衰え、
何でも灰色がかって見えるため、
取り敢えず灰色を作っておけば、
色味をさほど考えず進められるからです。

002・第2段階.JPG

2・明るい所の複雑さを増す

1で暗い所から塗る事をお伝えしました。
2では塗り残した明るい所の複雑さを、
明暗階調を増す事で作って行きます。

前項でお伝えした事と関連しますが、
明る過ぎて白飛びしている部分以外は、
明るい所の色味は複雑になっており、
明るい所を複雑な色味で表現する事は、
理に適っています。

具体例を上げれば赤い車も夜間に見れば、
程度の差はあれ灰色の車ですが、
一定以上明るければ様々な赤の変化が、
見えているはずです。

同様に作例も明るい所の複雑さを増して、
絵の面白味も増すように進めています。

003・デッサン完成「電話+貝殻」・510.jpg

3・完成

完成しました。

最後に補足としてお伝えするのは、
「暗い所から塗る」と言った場合、
それは背景も含めての事ですので、
例えば白い貝の周りの接地面の方が、
貝よりも明度が低いのであれば、
接地面の方から塗ります。

この方法で題材の置かれている状況も、
その状況だけ描く時間を作る事なしに、
表現して行く事が可能です。
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