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水彩「クアラルンプール」完成 [水彩・基本]

005・水彩完成「干し忘れられたパンティ揺れている・クアラルンプール」・510.jpg

題:クアラルンプール「干し忘れられたパンティ、揺れている」
作者:岩崎ナギ
技法・3原色水彩
大きさ・410×318(ミリ)

クアラルンプールのホステル屋上に、
干し忘れられて乾き過ぎたパンティが揺れ、
そこにあった小歴史の面白味と儚さを感じた。

Title : Kuala Lumpur "Forgotten dried panty, waving"
Artist :IWASAKI Nagi
Technique / 3 Primary Colors Watercolor
Size / 410mm ×318mm(16"×13")

I found a forgotten dried panty waving
on the rooftop of a hostel in Kuala Lumpur.
And I felt its small history interesting and fragile.

〇いつもお越し頂きありがとうございます!
岩崎ナギです。

神戸市「西区民センター」の、
月曜「すてきな水彩」、
火曜「デッサン」「色鉛筆」の課題用に、
「クアラルンプール(課題としては「風景」)」を描きました。

作品下の説明通りですね。
去年のマレーシア水彩祭の時に、
クアラルンプールのホステルに泊まり、
屋上で洗濯ロープを張り、
洗濯ものを干していたのですが、
ある日そこに『丁度良い干し具がある!』
と思ったのか誰かが黒いパンティを干して行った。

1週間泊まったのですが、
干した人は忘れてしまったのか、
結局回収されずに、
岩崎ナギが退去する時には、
洗濯ロープだけ回収し、
パンティはそこに置き去りにしました。

もしかしたらまだあるかも知れません。
面白く何となく儚い小歴史です。

さて神戸市「西区民センター」の講座ですが、
いよいよ明日4月8日(月)に「水彩
4月9日に「デッサン」および「色鉛筆」が、
始まります。

ギリギリですが初回に間に合います!
今からでもご興味の方は、
西区民センターまで直接ご連絡ください。

以下です。

+++

1・デッサン講座・火曜日・10~12時
4月9日(火)開講・回数18・受講料(半年)・16880
https://www.kobe-bunka.jp/course/course/detail/21706
※明暗法によるデッサンです。
上手下手の区別なく初歩からご指導します。

2・色鉛筆講座・火曜日・14~16時
4月9日(火)開講・回数18・受講料(半年)・16880
https://www.kobe-bunka.jp/course/course/detail/21707
※3原色法による色鉛筆です。
3原色は3つを混ぜるだけですから実は、
慣れれば直感で描ける手軽な手法です。

3・水彩講座・月曜日・10~12時
4月8日(月)開講・回数12・受講料(半年)・11260
https://www.kobe-bunka.jp/course/course/detail/21705
※3原色法による水彩画です。
水彩は多色を混ぜれば混ぜるほど濁りますから、
3原色のみに限定する事で、
むしろ美しい発色で描けます。

+++

また日本水彩「兵庫支部展」も、
前回の記事通り今日まで行っています。
岩崎ナギも15~16時まで在廊予定です。
よろしくお願い致します!

では以下指導案です。
お読み頂ければ嬉しいです。
よろしくお願い致します。

+++++++

001・下描き.JPG

1・下絵で構図を練る

まず構図を別紙で練りました。

この時に何を描くかも大事ですが、
空間の空き方が面白いかどうか?
この感覚がとても大切です。

具体的には建物ではない空の形、
作例ではこの部分を指しています。

構図は色々と説明可能ですが、
一つの方向からの説明としては、
空のような空いた空間と、
建物のような描画の多い部分が、
上手く組み合わされていれば、
良い構図と言い得ます。

002・焼きペン段階.JPG

2・動くものを入れる

下絵を基に配置を見ながら、
本画に割り付けて行きます。

本当の風景から不要なものを除き、
位置関係も微調整しながら、
最適な構図を作ります。

この時に鳥や人間など動くものを入れ、
画面に変化を与えるのも良いでしょう。

作例ではツバメを少し切って入れ
(スナップショット構図)、
広さを出しました。

完全に画面に収める事もありますが、
一部を切られるのも広さを出すうえで、
一つの選択肢と言えます。

003・第1段階.JPG

3・薄い色から入れる

構図が決まればデッサン、水彩とも、
明暗と水彩なら色味も付けて行きます。

この時「薄い色で暗い所から」描き、
明るい所は塗り残すか薄く塗ります。
これも大切な所です。

暗い部分から塗る事で立体的に把握し、
実際の視覚と矛盾する事なく描けます。

005・水彩完成「干し忘れられたパンティ揺れている・クアラルンプール」・510.jpg

4・完成

完成しました。

制作過程も色々に説明できますが、
一つの説明としては白と黒の間に、
数多くの中間調を増やす過程とも、
言えるかも知れません。

描画段階が進展するに連れ時間に応じ、
階調と色をより繊細に与えて行きます。

+++++++

・・・です。
お読み頂きありがとうございます。

ではまたよろしくお願い致します!
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カズノコ

風景画は珍しいですね!
大いに勉強になったこと
1.描く前に、別紙で構図を練ること。ほとんどしてなこかったの  で大いに反省です。空間の空け方、他とのバランスなど
2.薄い色で暗いところから描き、立体感を出す。さらに真ん中の  中間色は時間により諧調、色をよく見て繊細に置いていく。
丁寧な解説ありがとうございました。
by カズノコ (2019-04-08 10:01) 

岩崎ナギ

カズノコさん→ありがとうございます!
カズノコさんはずいぶん沢山描いておられますから、
下絵がなくともパッと決められるのではないでしょうか?
もっとたまに描く人(自分も含めて)には、
下絵があった方が良いですね。
こちらこそいつもありがとうございます!
by 岩崎ナギ (2019-04-08 22:33) 

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