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3原色水彩「大奮発号」完成 [水彩・基本]

04・水彩完成「大奮発号」・510.jpg

題:「大奮発号」
作者:岩崎ナギ
技法・3原色水彩
大きさ・318×410(ミリ)6号

Title : Vol. "Big Splurge"
Artist : IWASAKI Nagi
Technique / 3 Primary Color Watercolor
Size / 318mm × 410mm(12.7"×16.4")

+おはようございます!
岩崎ナギです。

神戸市・西区民センター」講座用に、
「大奮発号」を描きました。

1996年3月終わりから4月初め、
大丸心斎橋店での展覧会でした。

当時は阪神大震災から1年で、
神戸で何の当てもなく絵を描いていましたが、
翌1997年に京都芸大に入る事になりました。

現在も未来の「当て」がある訳ではないですが、
未来を作れるよう、
今、頑張ります。

では指導案です。
ご指導よろしくお願い致します。

+++++++

01・第一段階.JPG

1・タテヨコ比に注意

平たい題材のタテヨコ比は特に、
注意して確認すべき事柄です。

脳は網膜に映るよりも通常、
タテ長に捉えがちだからです
(知覚の恒常性と呼ばれます)。

この題材でもタテヨコ比は、
0・9:1くらいの割合でした。

これだけタテ長に見える題材も、
実はヨコの方が長いのですね。

先に画用紙に同じタテヨコ比の、
矩形を描くと把握しやすいです。

02・第二段階.JPG

2・恐れず直す

前項では薄く塗りながら、
比率と形を探って来ました。

積極的に手を出し描いて行くと、
「あっココが違っていた!」
と気付く手掛かりが増えるので、
早い段階で多く間違う事が、
比率や形を向上させる早道です。

薄く描き始め徐々に濃くします。
薄い色の間違いも濃い色を重ね、
直す事は十分に可能です。

作例でも直す以前の目や鼻が、
薄く残っていますが濃い色での、
修正で目立たなくなりました。

04・水彩完成「大奮発号」・510.jpg

3・完成

紙には微妙な厚みがあります。

頁の影や角の厚みにも心を配り、
描き加えられる事によって、
絵に空気感を与えます。

+++++++

です。

いつもありがとうございます。
しばらく連投になりますが、
よろしくお願い致します。

ではまた!
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カズノコ

紙の厚みにも配慮を!
この前公民館の教室で、葉鶏頭の輝いている葉の重なりを描いているとき、葉の先の線を描いていくといいよ、と言われましたが何となくわかります。
タテヨコの比、それ以上に問題なのはびん等の傾きでーす。
錯覚って恐ろしいものですね!
by カズノコ (2018-07-28 11:36) 

岩崎ナギ

カズノコさん→連投全てにコメント頂いて、
ありがとうございます!
デッサンでも水彩でも、
ザーッと描いてしまうと、
細かい所が逃げて行きますし、
丁寧過ぎると全体像が掴めなかったり、
時間が掛かり過ぎたりですので、
その程度に苦心しています。
傾きはカズノコさんの長らくの課題ですね。
時々席を離れて、
遠くからご覧になるのも、
良いかも知れませんよ。
by 岩崎ナギ (2018-07-28 13:18) 

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